国際結婚について

国際結婚について

愛があれば国籍の差なんて。
異なる国の人同士が結婚する国際結婚は、明治時代に始まりました。当時は非常に希少なケースでしたが、その後徐々に国際結婚は一般化していき、2006年にはピークを迎えます。しかしこの国際結婚は、未だにいくつかの問題点を抱えています。

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日本人同士が結婚するには、住んでいる市区町村の役所で婚姻届を提出・受理さえされれば手続きが終了します。一方それに比べ、国際結婚はその手続きに多くの手間がかかります。
まず、外国の婚姻制度が日本のそれとは違うため、相手国の役所、ならびに在日大使館や総領事館との手続きが必要となります。日本と相手国の発行する証明書などの各種書類審査には長い時間がかかりますし、地方入国管理局が管轄する在留資格(日本で活動する内容を規定する資格)を変更するなど、すべての手続きが完了するまで半年以上かかったなんて事例があるほどです。

国際結婚の多くは「日本人女性と外国人男性」のイメージがあるかも知れませんが、実際には日本人男性と外国人女性の組み合わせのほうがはるかに多く、また、相手の国籍も欧米よりアジア圏が高い割合を占めています。非アジア系の外国人との結婚がマスコミで取りざたされるのは、それだけ目立つということなのでしょう。

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さて、法的手続きや世間の目といった問題のほかに、近年大きく取り上げられているのが国際離婚における子供の扱いです。というのも国際的には「国際結婚で生まれた子供は、その夫婦が離婚した場合、住んでいた地域でその後も生活すべき」となっているからです。実際に国際法が定めるのは、居住地の裁判所の権限が優先するということなのですが、結果として離婚後に本国へ子供を連れ帰ることを不可とする判断が多くなる傾向があります。

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日本では離婚後も母親が子供の面倒を見る傾向が強いため、国際結婚で海外に移住した後、離婚して日本へ母子が帰国した際などに、相手国からは「連れ去り」と認識されてしまうという問題が発生します。
近年一般的になってきた国際結婚は、異文化が交流するという意味で最も象徴的な事例でもあります。しかしそのことは、あらゆる面で苦労が絶えないということなのかもしれません。ともあれ「愛に国境は無い」ということで、国と国の壁を乗り越え、運命的に出会い、愛し合うようになった二人が結婚するときには、国際結婚ならではの諸問題など大した障害にはならないということでしょう。